皆さんこんにちは!
ワンニャンキャブの更新担当の中西です!
 
さて今回は
~徹底比較 ✈️~
 
 
車両装備・温湿度・固定・チェックイン~受け渡しの完全ロードマップ
1|手段の選び方:距離×体質×季節の三角形
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陸送(専用車/同行輸送):ドアtoドア、温湿度制御が柔軟、途中ケアが可能。 
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空輸(貨物室/機内持込可路線):短時間で長距離を移動、気圧・温度管理は航空会社基準。 
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混載/専用便:コストとケア密度のトレードオフ。シニア/持病持ちは専用便が安心。 
目安:~400kmは陸送優位、400km超や離島は空輸も検討。真夏/真冬は温度管理のしやすい陸送が安定しやすい傾向。
2|陸送のプロ仕様:車両・積載・運行ルール 
車両装備
積載・固定
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クレートを進行方向に対し横置き→急制動時の前後Gを低減。 
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ラチェットベルトで床面/ラックに固定、隙間はスポンジブロックで埋める。 
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猫同士は視覚遮断(カバー/仕切り)で刺激を減らす。 
走行ルール
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急加速・急ブレーキ禁止、車間広め、カーブは遠心力を意識して減速。 
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60–90分ごとに安全停車→状態確認→給水。夏場は間隔を短縮。 
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休憩は静かな日陰を選び、ドア開放時はダブルリード/二重扉で脱走ゼロ。 
3|空輸のプロトコル:チェックインから受け取りまで ✈️
事前準備
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航空会社規定適合クレート(ビス固定・金属扉・給水器対応・吸水床)。 
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書類:予約確認、健康証明、ワクチン、マイクロチップ情報。 
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季節配慮:猛暑/厳寒は早朝/夜便、直行便を最優先。 
当日フロー
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出発2–3時間前に空港到着→猫を落ち着かせるスペースを確保。 
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チェックイン:中身確認→クレート封印→ラベル貼付(LIVE ANIMAL)。 
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積み込み:直射日光/騒音エリアを避ける配慮を地上係員へ共有(事前連携)。 
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到着後:最優先引き渡しで待機時間短縮→静かな場所へ移動し給水。 
✅輸送事業者の差別化
・航空会社/空港の担当者名まで事前共有し、役割分担表(誰が何時に何を)を可視化。
・遅延/欠航時の代替ルートと預かりプランを、飼い主に事前説明。
4|温湿度・換気・芳香の“見えない品質”️
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温度:24–26℃(短頭種やシニアは下振れ回避)。 
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湿度:40–60%RH、高湿は熱中症リスク、高乾燥は気道ストレス。 
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換気:CO₂上昇は眠気/不快の原因。5–10分/1hのエア交換。 
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香り:無香料が基本。強い芳香剤は嘔吐/よだれ誘発。フェロモンは過度に使わずワンプッシュ。 
5|安全装備・非常時対応 
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AED/酸素・保冷材/カイロ/ブランケット/給水セット/予備シーツ/使い捨て手袋。 
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緊急搬送ルート:24h対応の動物病院を出発地・ルート上・到着地でリスト化。 
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異常サイン:過呼吸/舌色チアノーゼ/泡よだれ/嘔吐反復/虚脱→即停車→保冷/保温→病院。 
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連絡プロトコル:飼い主・社内責任者・医療機関の三者同時連絡テンプレを用意。 
6|混載の倫理とルール 
7|まとめ 
手段選定は距離・体質・季節で決め、陸送は車両と運転の質、空輸は事前連携と時間管理で差がつきます。温湿度・換気・固定・非常対応を“型”にすれば、安全性と快適性は再現可能。
次回は、長距離/国際輸送のための給水・栄養・書類・検疫を深掘りします。